千葉県佐倉市にある「眼鏡のとよふく」は魔法のメガネ屋と呼ばれているそうだ。ここで調整してもらった眼鏡をかけると、筆者曰く、“文章が浮き上がるように眼に入ってきて、1.3倍の速さで本が読めるようになった”と。まさに魔法だが、魔法には理由があった。この店では、ただよく見えるだけの眼鏡ではなく、見え方を改善し、生活の質を上げる眼鏡を提供している。そのために半年以上かけて検査調整することもふつうに行われている。眼(見え方)から来る体の不調というのは誰でも体験的に感じていることだが、それは①眼の緊張をゆるめること、②左右のバランスのよい両眼視、で解消されるのだという。この本を読むと、「見る力とは視覚と視力のバランス」とか、「眼は大脳の一部」など、眼や脳に負担をかけずにものを見ることがいかに大事かということがよくわかる。
本ばかり読んでないで、遠くの景色を見て目を休めましょう。
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よく似た顔の兄と妹がランドセルをしょって歩いてくる。ぶすっとした兄と、やんちゃそうな妹の顔。迫力のある絵だ。“かわいくない”妹にいつも引っかき回される“ぼく”の表情はさえない。でも、ぼくがおたふくかぜになったとき、ふすまの陰からのぞくいもうとの顔。いもうとがおたふくかぜになったとき、ふすまの陰からのぞくぼくの顔。作者はとてもていねいに顔を描き分ける。最後の場面、「あいかわらずすごいおしゃべり! もうほんとにやんなっちゃうよ」というときのぼくの表情は、おなじ顔なのに全然違っている!
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どんな世界でもプロとして抜きん出た仕事をする人がいる。教師の世界では大村はまがその一人だ。「教えるということ」を、生涯をかけてこれほど厳しく追求し、実践した人はいない。「子ども好き、子どもへの愛情が豊かなんぞは当たり前、教師の仕事は目の前の子どもたちが大人になったとき困らないように力をつけてやること。(子どもを愛してやることが一番ではない。)子どもに力をつけてこその専門職である。」 一見当たり前の言葉だが、大村はまの言葉として受け取ってみてほしい。
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